2022.9. 6

今さら聞けないけれど多様性ってどういう意味?みんなで理解を深めよう!

多様性の世界

多様性を理解することで子どもの世界が広がる!?

こんにちは!「志木と朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪

最近「多様性」という言葉をよく耳にしませんか?なんとなく良いイメージで使っている「多様性」ですが、子どもに聞かれて教えたいと思っても正しく伝えられないと困ってしまいますね。

そこで今回は!多様性の意味や教え方を解説します。今さら聞けない多様性について一緒に勉強していきましょう!

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多様性とは?

そもそも多様性とは、いろいろな種類や傾向があること、変化に富むことを指します。

例えば、「ジャングルに生息している動物は多様性に富んでいる」は、「ジャングルにはたくさんの種類の動物が住んでいる」という意味になりますね。

この多様性を人間に当てはめると「今までの価値観にとらわれず、少数派、多数派に関係なく個々を大切にする」ということになるのではないでしょうか。

もっと簡単にいうと「みんなと違っていても良い」「自分と違う人・価値観・考え方を認める」という意味になります。

ダイバーシティ教育って?

多様性に関連する言葉に、ダイバーシティ教育があります。そもそもダイバーシティ教育とは、国籍や人種、性別、文化、宗教などの違いを受け入れて認め合うための考え方、行動を促す教育のことをいいます。

最近ではこのダイバーシティ教育が学校でも行われているようです。

親だけでは、なかなか教えきれない多様性を、学校で教えてくれるなんて助かりますね。

では、小中学校では具体的にどのようなダイバーシティ教育が行われているのでしょうか。

・障がい者スポーツ体験

アイマスクをしてプレイするブラインドサッカーなど、実際に障がい者と同じような状況でスポーツを行うことで障がい者への理解やコミュニケーション方法などを勉強するのが障がい者スポーツ体験です。

実際に体験することで、いろいろな方の気持ちや視点に気付くことができる教育ですね。

・講演会の実施

多様性をテーマとして、LGBTQ(セクシャルマイノリティや自分の性に疑問を持っている人)や障がい者など、社会的マイノリティと呼ばれている方々を講師として招き、実際に当事者の話を聞くことで多様性への理解を深める講演会もダイバーシティ教育の1つです。

講師の体験や生き方に触れることで、他人を思いやる心を養うことができるでしょう。

・多様性についてディスカッション

学校によっては多様性に関する本を読み、内容をみんなでディスカッションする授業を取り入れているところもあります。

多様性に関するいろいろな意見に触れることで、自分だけでは気付けなかった考え方や異なる文化について理解を深めることができるでしょう。

多様性に対する捉え方にも、多様性があることを知るって大切ですね!

親は子どもに多様性をどうやって教える?

「多様性を認めることは大切!」と頭ではわかっていても、どのように子どもに教えたら良いのか悩んでしまいますよね。

最も有効なのは「違い」を肌で感じるために海外旅行などを通して違う国籍の方と触れ合うことですが、現状は難しいですね。

そこで今回は、誰でも簡単に多様性を学べる3つのステップを紹介します!

ステップ1 【違いを知る】

図書館で外国の絵本や世界がわかる本を借りたり、YouTube、グーグルストリートビューなどで、海外の生活様式の動画、世界遺産、パフォーマンスなどを見たりしてみると、自分とは違う言語、食べ物、生活、考え方、文化を垣間見ることができます。

子どもは、自分たちと全く違う生活をしている人を見ることで、「世界には、いろいろな人がいて違いがたくさんある」と気付いてくれるでしょう。

逆に遠い国なのに、自分たちと同じようなものを口にしている人を見ると親近感が湧きますよね!

この際ママやパパは、否定的なことをいわないようにしてくださいね。まず「違いは面白い」という点に気付くことが大切です。

ステップ2 【違いを体験する】

子どもが自分との違いに興味を持ったら、今度は実際に「違い」を体験してみましょう。

「多様性を体験させるってどういうこと?」と思ってしまいますが、とても簡単です。

例えば、普段は食べることのない外国の料理を子どもと一緒に食べてみましょう。

日本ではインド料理やギリシャ料理、タイ料理など、あらゆる国の料理を食べることができます。さらに本格的な店は、内装や食器、スタッフなども併せて、その国の雰囲気を味わえちゃいます!

これをきっかけにその国について勉強すれば、さらにたくさんの違いが見えてくるでしょう。

ステップ3 【違いを組み合わせて新しい発想を!】

「違いを組み合わせた新しい発想ってなに?」と疑問に思うかもしれませんが、子どもは普段の生活の中でもこれを実践しています。

例えば、幼稚園でやっている鬼ごっこ...子どもたちで「こうしよう!」「それならこうやった方が面白いよ」「じゃあ、こんな風にやってみよう!」と既存の鬼ごっこに独自のルールを加えてもっと楽しく遊んでいることがあります。

このように、違う考えをうまくミックスしてみんなで楽しめるルールを作る!これこそ、世界が望んでいる多様性ですね!身近な遊びでも多様性に触れることができますよ。

多様性を認めることで世界は広がる!

柔軟に物事を考えられる子どもたちは、大人が望んでいる「多様性を認める世界」を簡単に作り上げることができるかもしれません。

親は子どもが意見を言う際、自分の考えを押し付けるのではなく、まずは意見を認めてあげてくださいね。

もちろん、いけない言動を取った際の指導は必要ですが、それ以外で子どもと意見が違っても、一人の人間として尊重してあげてください。

そうすることで、子どもの世界を無限に広げてあげられます。多様性を正しく理解し認めていけば、大人が思っている以上に優しくステキな世界が広がりますよ。

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