子育て中のママ。
「こんなことで怒りたくないのに」
「前より余裕がなくなった気がする」と感じることはありませんか?
けれど、それは"心が狭くなったから"ではありません。
こんにちは!ステキライフ編集部です💕
実際には、睡眠不足、家事・育児の負担の偏り、孤立感、そして子どもの発達段階など💦
ママの悩みがつきないから。
イライラしやすくなる条件がいくつも重なりやすい時期だからです。
心身と生活環境の影響が積み重なった結果だと捉えましょう。
今回はそんなママへエールを込めて!不調の理由をしっかり紹介していきます!![]()
睡眠不足で、感情をコントロールする力が落ちやすい
まず大きいのが、睡眠不足です。
睡眠研究のメタ分析では、睡眠が足りないとネガティブな感情が強まりやすくなることがわかっています。
また、感情をうまく整える力も低下しやすいことが示されています。
幼児を育てる母親を対象にした研究では、
・ 睡眠時間が短い
・ 就寝時刻が遅い
・ 睡眠が不規則といった状態ほど、ストレスが高い傾向が確認されています。
つまり、子育て中のイライラは、意思の弱さではありません。
眠れないことで脳の"調整機能"が落ちている面が大きい!のです。
とくに産後しばらくは、夜間授乳や夜泣き対応で睡眠が細切れになりやすくなります。
厚生労働省の情報でも、
・ 出産後はホルモンの急激な変化
・ 体の負担
・ 慣れない育児
睡眠不足が重なって気分が不安定になりやすいとされています。
女性ホルモンの変動は、月経周期やライフステージによってイライラや不調に影響します。
子育て中のママが「些細なことで爆発しそう」と感じるのは不思議なことではありません。
家事・育児の"見えない仕事"が、母親に集中しやすい
イライラの背景には、単純な忙しさだけでなく、"頭の中で抱えている仕事の多さ"も💦
・ 食事の準備
・ 着替え
・ 送迎
・ 体調管理
・ 予防接種の予定確認
・ 保育園や学校の提出物
・ 家の片づけ
・ 買い物――など。
細かなタスクは、ひとつひとつは小さく見えても、積み重なると大きな負担になります。
しかも、これらは「やって当たり前」と見えにくく、評価もされにくい仕事💦
実際、総務省の社会生活基本調査では、6歳未満の子どもがいる世帯の家事関連時間は、夫が1時間54分に対し、妻は7時間28分でした。
以前より男性の家事・育児時間は増えているものの、依然として差は大きいままです。
毎日長時間の家事・育児を担いながら、同時に段取りや気配りまで引き受けていれば、
余裕が削られてイライラしやすくなるのは当然だといえます。
孤立感が強いと、ストレスはさらに膨らみやすい
子育てのしんどさは、負担の量だけで決まるわけではありません。
・ 「つらい」と言える相手がいるか
・ 「少し代わって」と頼める人がいるかで、感じる重さは大きく変わります。
こども家庭庁の2025年公表資料では、子育ての負担感を「感じる」「まあまあ感じる」と答えた割合が6割を超える層がありました。
育休中や年齢の低い子どもを育てる家庭、専業主婦家庭では、孤立感を感じる割合も3割を超えていました。
研究でも、社会的支援は親のストレスを和らげる重要な要素とされています。
逆にいえば、
・ 「ずっと子どもと二人きり」
・ 「相談してもたいしたことじゃないと思われそう」
・ 「頼るのが苦手」という状況では、ストレスの逃げ場がなくなります。
気持ちが張りつめやすくなります。
子育て中のイライラは、愛情不足ではなく、支えの少なさによって増幅している場合が少なくありません。
子どもの発達上、ぶつかりやすい時期がある
子どもの行動そのものが、発達上"ぶつかりやすい仕様"になっている時期があることです。
イヤイヤ期、後追い期など。発達段階にはいろいろあります。
1歳半ごろにはかんしゃくは珍しくなく、2〜3歳ごろは自立心が強くなる時期です。
幼い子どものかんしゃくや攻撃的な反応は、言葉で気持ちを十分に表すことができません。
衝動を抑える力や待つ力がまだ育ちきっていないために起こりやすいとしています。
つまり、子どもが言うことを聞かない、急に泣く、何でも「イヤ」と言うのは、
親を困らせるためではなく、成長の途中にある自然な反応でもあります。
もちろん、分かっていても毎日向き合うのは大変です💦
ただ、「この子がわがままだから」ではなく、「まだ感情を扱う練習中なんだ」と理解できるだけでも、親の受け止め方は少し変わります。
イライラしやすいのは、親の未熟さではなく、大人のペースと子どもの発達段階がぶつかっているからです。
決してママのせいではありません。
まとめ
子育て中のママがイライラしやすいのは、気持ちの持ちようだけで片づけられる話ではありません。
睡眠不足で感情調整が難しくなり、家事・育児の負担が偏り、孤立しやすく、さらに子どもの発達上ぶつかりやすい時期が重なる―そう考えると、イライラは"ダメな母親の証拠"ではなく、余裕が削られているサインだといえます。
これは各種の公的統計や研究から見ても、十分に納得できる見方です。
なお、眠れない状態や気分の落ち込み、怒りっぽさが長く続く、日常生活に支障が出る、産後の不調が強いといった場合は、ひとりで抱え込まず、産婦人科、心療内科、地域の保健師、子育て支援窓口などに相談することが大切です!
厚生労働省も、産後の気分の落ち込みや睡眠の問題が続く場合には早めの相談を勧めています。頑張りが足りないのではなく、支援を使うタイミングに来ているだけかもしれません。
【参考資料】
・総務省統計局「令和3年 社会基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果」
・株式会社 日本能率協会総合研究所「こども家庭庁委託事業 妊婦や乳幼児とその保護者を取り巻く生活実態調査」
・こども家庭庁




