母子家庭になると、仕事、育児の両立は難しい点が多く、悩みはつきないのではないでしょうか。特に、「どのような仕事をしてどのくらいの収入を得るか」は非常に重要です。仕方のないこととはいえ、子どもは成長するにつれて金銭がかかってきます。
その時の子育ての環境、収入によって、転職を考えるのは自然なことです。今回はシングルマザーの方向けの転職活動について紹介します。
転職活動の心構え
転職のタイミングは、人によってさまざまな理由があるでしょう。共通していることはその「考え方」。
長期的な考えた方が必要です。「子どもの成長を含めて時間と労力の使い方を考える」ということをしていきましょう。
転職は一朝一夕にできるものではありません。
時間と労力、精神力が必要です。体力も関わってくるものなので、長期的な目線と目標をたてた方がいいでしょう。
例えば、「子どもが幼いうちは時短で、成長してきたら時間を増やす」です。ただ、すぐにまとまった金額がほしい、という方も少なくはないはず。
そのような時は自治体、国の補助を利用しながら「どこまでの金額が必要なのか」ということを考えてみましょう。
1年目、2年目、3年目...。子どもの成長は大人が思っているよりも、体、精神共に成長します。どんなに短くても3年の目標設定は必要です。
具体的な道筋と目標を立てておきましょう。
シングルマザーの方の転職のポイント
さまざまな事情でシングルマザーになった方は、仕事、これからの事と悩みはつきないと思います。
どうしても働ける時間に制限があったり、仕事にブランク期間があったりと、転職市場で不利に働く事情を抱えているものです。
そこで、転職を考えたときのポイントを4つ紹介します!
・自身の環境にあった職場を探す
一言でシングルマザーといっても環境は違うものです。子ども預けられない、手伝ってくれる方がいない、近場で探したい、とポイントはちがってくるのではないでしょうか。
まずは、自分の環境を俯瞰してみることが大切です。子どもの預け先、または職場に連れていけるのか。住居に近いところで、シングルマザーを歓迎してくれるところはあるのか、さまざまな問題を整理しましょう。
・時間の融通がきくところを探す
子どもがまだ幼ければ、体調を崩すことはよくあります。そんな時にすぐ対応できる環境なのかを考えてみましょう。
ポイントとしては・シフト制を取り入れているところ・職場に保育所が隣接しているところ・職場のある地域でファミリーサポートなど自治体の助けを借りれるか、等です。
・研修制度、支援がある職場かどうか
中には職業支援をしている企業もあります。研修を設け、資格をとれるところは長期的な目線でシングルマザーの方には向いているかもしれません。
一つでも資格があると、また転職を考えた時にそれに準じた職につくこともできます。
長期的な目線で研修制度や支援制度がある職場はおすすめです。
・寮やまかないがあるところを探す
シングルマザーの方の中には、シングルマザーの方の中には、ひとりの収入で、自分と子どもの生活を支えなければならない方もいるでしょう。その場合、極力、生活費を切り詰めたい、と思うことも多いのではないでしょうか。
企業の中には無料や格安の寮に入居できる住居手当があるところや、食事も出してもらえるところもあります。
仮にそのような職場に勤めることができたのであれば、生活費を大幅に節約できるはずです。
どんなシングルマザー支援はがあるのか
こども家庭庁や厚生労働省では、マザーズハローワークやひとり親児童手当て等を設けています。
「子ども食堂」「ひとり親児童手当」「児童扶養手当」等です。
各自治体によってもひとり親支援のためのサービスや手当を設け、子どもへの支援対策をしています。また多くのNPO法人があり、職業支援や子どもへの学習支援をしています。
朝霞市でも同じようにひとり親を対象にした支援をしています。水道料金の減額や子どもの学習支援についても相談できる窓口があるので、活用してみてください。
まとめ
今回はシングルマザーの転職の心構えを紹介しました。常に時間、環境は変化していきますよね。特に子どもがいれば時間が過ぎるのは早く、目まぐるしいものです。
いろいろな環境、さまざまな理由がある中でシングルマザーになった方には、ひとりで頑張らず支援を活用していただきたいです。
ひとりで仕事、子どもの養育をすることは大変なことです。自分の体調面、精神面を考慮しながら長期的な目線でお仕事に就いていくことを考えてみてください。