2024.9.21
【危険】思春期ダイエットのリスクとは?子どもの健康を守るために親ができる3つのこと
思春期ダイエットのリスク
知らないと危険!思春期ダイエットの落とし穴に注意!
こんにちは!「志木・朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
小学校高学年から中学生くらいの思春期にさしかかると、自分の外見が気になりダイエットに興味を持つ子が増えます。
決して肥満体型ではないのに、「モデルやタレントのように細くなりたい!」と異常なほど体重・体型に固執する子も。
しかし、思春期は大人の体に変化する重要な時期。無理なダイエットは、成長の妨げや健康への悪影響につながる危険な行為です。
そこで今回は!思春期ダイエットのリスクや、子どもの健康を守るために重要な親によるサポートに関する情報をお届けします!
あなたも成長期のダイエットの危険を子どもに伝えて、健康的な美しい体型を目指せるようアドバイスしてみてはいかがでしょうか!
思春期の子どもがダイエットしたがる理由
子どもたちがゲームやスマホなどを使って室内で遊ぶことが多くなった今、外遊びが減ったことによる運動不足で、肥満傾向にある子どもが増加しています。
また、夜の塾通いや夜更かしによる睡眠時間の減少も、子どもたちが代謝の低下によって痩せにくい体質になる状況を生み出しています。
これらのことから、肥満気味の自分の体を気にして、痩せたいと思う子が増えているのです。
また、「細い=美しい」という認識が若者の間で広まっていることも、子どもたちの痩せたい願望をかき立てている要因の一つ。
標準的な体型であるにもかかわらず、もっと痩せて褒められたいと考え、小学生のうちから必要のないダイエットにのめり込んでしまう子もいます。
成長期のダイエットに潜む4つのリスク
思春期は体と心が大きく成長する時期であり、無理なダイエットは子どもたちの大切な成長期を奪ってしまいます。
ここでは、ダイエットに潜む4つのリスクについて考えてみましょう。
身長の伸びが止まる
過度な食事制限をすると、必要な栄養が不足し体が飢餓状態に陥ります。
栄養状態が悪くなると、体の成長よりも生命の維持が優先されるようになるため、身長の伸びが止まりやすくなるのです。
身長が伸びる時期には個人差があるものの、大人になってからの急成長は望めないため、後悔することになりかねません。
月経異常を引きおこす
女の子は思春期になると初潮が訪れ、月経が始まります。
ところが過度なダイエットを続けると、体重減少やホルモンバランスの乱れによって、生理不順や月経異常などの症状があらわれるおそれがあります。
また、ダイエットを終えてからも、一度崩れてしまったホルモンバランスがなかなか元通りにならず、無月経などの症状に苦しみ続ける女性も多いのです。
免疫低下や体調不良を引きおこす
過度な食事制限によって栄養不足の状態に陥ると、免疫力が低下し病気にかかりやすくなる危険性があります。
また、風邪が治りにくかったり、重症化しやすかったりなど、体調不良の状態が長引く可能性も考えられます。
さらに、栄養不足による体力や集中力の低下は、学校生活にもマイナスの影響を与えかねません。
摂食障害に陥る
痩せることに固執する過度なダイエットは、精神をむしばみ、摂食障害を引きおこすおそれがあります。
肥満に対する恐怖から、拒食症や過食症を繰り返す日々が長引くと、食事面を含む通常の生活を取り戻すのが困難になるケースもあるのです。
骨粗しょう症のリスクがある
栄養の吸収率がいい成長期は、骨にカルシウムを蓄える大切な時期でもあります。
18歳までの成長期に食事制限をしていると、骨に十分なカルシウムを蓄えられず、年齢を重ねてから骨粗しょう症になるリスクが高まります。
子どもの無理なダイエットを防ぐために保護者ができること
子どもの無理なダイエットを防ぐためには、保護者が日頃から栄養面や運動量、生活習慣などを気遣い、心身ともに健康な状態に導いてあげることが大切です。
思春期の子どもが抱く「理想的な体型になりたい」という思いを尊重しつつ、過度な食事制限や無理な運動に固執することのないよう、健康的な体づくりをサポートしてあげましょう。
十分な睡眠をとれるよう規則正しい生活を促す
適度な運動や規則正しい生活によって十分な睡眠をとることで、脂肪の分解を促す成長ホルモンが分泌されます。
「毎朝同じ時間に起こす」「ゲームやスマホを使う時間にルールを設ける」など、子どもが規則正しい生活を送れるようサポートしましょう。
また、寝る直前の飲食は睡眠の質低下につながるため、食事は寝る3時間前には食べ終われるよう用意することも大切です。
食事やおやつで栄養面をサポートする
食事面のサポートは、体型を意識し始めた子どもにとって非常に重要です。
ビタミンやミネラル、タンパク質をはじめとする成長期の体に欠かせない栄養素をバランスよく取り入れながらも、適度なカロリーに抑えたヘルシーメニューで、子どもの食生活を支えてあげてください。
また、小腹を満たすおやつのチョイスもポイントです。
脂質や糖質が多い間食は肥満の原因になるため、ポテトチップスなどの高カロリーなおやつは避け、きな粉やヨーグルト、寒天、果物などを使った低カロリーで栄養豊富なおやつを用意してあげるとよいでしょう。
家庭内での発言に注意する
「お父さん最近太りすぎ」「お母さんちょっと痩せたら?」といった家庭内での何げない会話から、子どもは「太るのは悪いこと」「痩せている方が美しい」と思い込むようになります。
この意識がエスカレートすることで、過度なダイエットにはしり、心身に支障をきたすこともあり得るのです。
そのため、痩せることへの異常な執着につながるような不用意な発言には、十分に注意しましょう。
思春期ダイエットのリスクを教えよう
思春期の無理なダイエットの先には、生涯後悔を引きずることになるかもしれない大きな危険が潜んでいます。
保護者から思春期ダイエットのリスクを伝えることは、子どもたちの未来を守ることにもつながります。
生活面、栄養面、そして精神面のサポートで、健康で美しい体づくりをサポートしてあげてくださいね。