2023.8.29
おもちゃの取り合いに対して親ができること!そもそもなぜ我が子はおもちゃを奪うの?
子ども・おもちゃの取り合い
いつも友だちとおもちゃの取り合いになってしまう・・・そんな時どうすればいいの?
こんにちは!「志木・朝霞のママさんを応援!」ステキライフ編集部です♪
子ども同士で遊んでくれるのは嬉しいですが、おもちゃを取り合うトラブルには困ってしまいますよね。取り合いはだめと教えても、いつの間にかまた奪い合いになっていることも。
そんな子ども同士のトラブルに、どう対処していいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は!おもちゃを取り合う子どもの気持ちの解説と、トラブル解決の手助けになる情報をお届けします!
なぜおもちゃを取り合うのか子どもの気持ちを知り、寄り添いながら成長の手助けをしてみてはいかがでしょうか!
子どもがおもちゃを奪うのはなぜ?
0歳の子どもは、まだあまりおもちゃを奪い合うことがありません。一般的におもちゃの奪い合いが始まるのは、1歳近くになってからです。
おもちゃを奪う理由は、成長するにしたがい自我が出てきて「自分がおもちゃを使いたい」という、おもちゃへの執着が生まれるためです。
つまり子どもが成長したためだとも言えます。
そして2~3歳くらいの頃は、子どもはまだ自分の物と他人の物の区別がつけられないことがあります。そのために目の前にあるおもちゃは、自分のおもちゃだと思いこみ取り合いになってしまうのです。
また自分の気持ちを相手の友だちに言葉でどう伝えたらいいのか分からないために、手が先に出てしまうのも取り合いになる理由の一つです。
保育士はどんな対処をしてるの?
子どものお世話に慣れている保育士は、年齢に合わせた対応をとっていることが多いようです。
1歳までの子どもは、特定のおもちゃへの執着があまりないため、他のおもちゃを渡せばそれで解決する場合もあります。ただし思わず顔をひっかいてしまうこともあるので、ケガにならないよう注意が必要です。
1〜3歳までの子どもは、おもちゃの取り合いが多くなりますが、どう解決したらいいのかという解決法を知らない時期です。そのため相手の友だちに、言葉で自分の気持ちを伝える方法を教えるようにします。
「おもちゃを貸して」「ありがとう」「後でね」など、自分の気持ちを伝える言葉があることを根気よく教えていきます。
4歳頃になると、相手の友だちの気持ちや自分の行動について考えることができるようになっていきます。
「どうしたら仲良く遊べるかな?」「おもちゃを取られるとどんな気持ちかな?」など、相手の気持ちや自分の行動を考えるきっかけになる言葉をかけてあげます。
どうしたらいいのか一緒に考えてあげることで、子どもだけで解決できるように少しずつ導いていきます。
おもちゃの取り合いに対して親ができること
子どもの人数よりもおもちゃが少ないと、どうしても取り合いになってしまいます。そのため楽しく遊べる数のおもちゃを用意するか、おもちゃの数が足りない場合は公園などへ行くことを考えたほうがいいかもしれません。
またおもちゃの取り合いでケガをしてしまうと大変です。あまり親が介入しすぎないほうが良い場合もありますが、ケガがないように見守ることは大切な親の役目です。
手が出そうになった時やケンカになった時は、友だちを叩くのではなく言葉で自分の気持ちを伝えるように教えましょう。
でもいつもおもちゃを貸してあげる必要はありません。
自分の気持ちも大切だということを学ぶ必要があるため「どうしても嫌だ」という時は、子どもの気持ちを尊重してあげることも大切です。
親が「今は自分で使いたいのね?」と子どもの気持ちを代弁してあげると、子どもは親に共感してもらったことで落ち着くことができます。貸せない時があっても良いと思い、子どもの気持ちに寄り添うことも大事です。
子どもの成長につながる対応をしよう
「何度も教えているのに、なぜまた取り合いになるのか」と思いがちですが、子どもは一度で理解できるわけではなく、何度も経験しながら少しずつ学んでいきます。
おもちゃの取り合いになると親は困って疲れてしまいますが、子どもはゆっくりと成長していくのを忘れないようにしましょう。
自分の気持ちを大切にしながらも相手の気持ちが理解することができるように、子どもの成長につながる対応をしていきましょうね。